アレルギー表記の基礎(飲食店向け)
最終確認: 2026-07-10(出典は一次URL)
本ページは、消費者庁「消費者庁「食物アレルギー表示に関する情報」」の記載に基づいて、飲食店が英語メニューにアレルゲン情報を載せるときに押さえるべき前提を整理したものです(表現は要約です。原文は一次URLをご確認ください)。
前提①: 外食のメニューは「義務表示」の対象外
食物アレルギーの表示義務は、容器包装された加工食品を対象とする制度です。店内で調理・提供する外食のメニューは義務表示の対象ではありません。つまり英語メニューへのアレルゲン記載は法的義務ではなく任意の情報提供です。
ただし、アレルギーのあるお客様(特に日本語の原材料を確認できない訪日客)にとって、メニューのアレルゲン情報は安全に直結します。書ける範囲で正確に書くことを本サイトはおすすめしています。
前提②: 特定原材料は現在9品目(2026年4月時点)
表示義務の対象となる特定原材料は、長く7品目(卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに)でしたが、2023年にくるみが追加され、さらに2026年4月にカシューナッツが追加されて現在9品目です(出典: 消費者庁)。このほかに、表示が推奨される「特定原材料に準ずるもの」(大豆・ごま・アーモンド等)があります。
本サイトの品目DBは、従来からの主要7品目を機械的に目安表示し、くるみ・カシューナッツ・推奨品目は各品目の備考で補足しています。
主要7品目の英語対訳
| 日本語 | 英語メニューでの表記 |
|---|---|
| 卵 | Egg |
| 乳 | Milk / Dairy |
| 小麦 | Wheat |
| そば | Buckwheat (Soba) |
| 落花生 | Peanut |
| えび | Shrimp / Prawn |
| かに | Crab |
| くるみ(2023年追加) | Walnut |
| カシューナッツ(2026年4月追加) | Cashew Nut |
英語メニューでの書き方(Contains表記)
- 基本形: 品目の説明の下に
Contains: Wheat, Eggのように列挙します。 - 見出しの注記: メニュー冒頭に
Please inform our staff of any food allergies before ordering.(アレルギーのある方は注文前にスタッフへ)を入れると、個別対応への導線になります。 - 共有設備の注記: そばと同じ湯で麺を茹でる等、コンタミネーション(混入)の可能性がある場合は
All dishes are prepared in a kitchen that handles wheat, buckwheat and shellfish.のような注記が誠実です。 - 醤油の小麦: 一般的な醤油は原材料に小麦を含みます。醤油・タレ・つゆを使う料理のContainsにWheatを入れ忘れないのが和食メニューの最頻出ポイントです。
やってはいけないこと
- 確認していない「アレルゲンなし」表示: 仕入れ品(かまぼこ・ソース・ルウ等)の原材料を確認せずに「Contains: なし」と書くこと。分からない場合は書かず、スタッフへの申告導線に倒します。
- 本サイトの目安をそのまま断定表示に使うこと: 本サイトのアレルゲン列は一般的なレシピでの目安です。店ごとにレシピは異なるため、掲載前に自店の材料で必ず確認してください。
- 「対応できます」の安請け合い: 重篤なアレルギーへの対応可否は調理環境によります。できる範囲を正直に書くことが信頼につながります。
出典
本ページは制度の一般的な整理であり、法的助言ではありません。制度は改定されることがあるため、最新の内容は消費者庁の公式ページでご確認ください。個別の表示の可否・安全性の判断は、保健所や専門家にご相談ください。